ドッグヘルパーOne by One
低反発マット豆知識
商品名 ドッグケア防水マットレス
1. サイズ選びのポイント
2. 低反発の上手な使い方
3. 低反発マットと高反発(ブレスエアー)の違い、メリット・デメリット
・・・低反発が向いている犬・高反発が向いている犬
4. 使用上の注意(必ずお読みください)
1. サイズ選びのポイント
めやす
Mサイズ・・・超小型犬や小型犬
幅50cm×長さ67cm×厚さ5cm
Lサイズ・・・小型~中型犬 幅60cm×長さ100cm×厚さ5cm
LLサイズ・・・中型犬
幅60cm×長さ120cm×厚さ5cm
3Lサイズ・・・中・大型犬
幅100cm×長さ120cm×厚さ5cm
商品名 ドッグケア防水マットレス
●大き目がポイント
低反発マットレスは大き目のサイズを選ぶと間違いがありません。年を重ねると体や関節が硬くなってきます。すると今寝ている姿勢ではなく、違った姿勢でないと眠れなくなることがあります。(伏せている姿勢と、横向きになって寝る姿勢では必要なサイズが変わります)※体の部位全体、しっぽまでがきちんと乗るサイズをお選びください。
●床ずれ予防のために、ずれてもはみ出ない大きさを
寝たきりのワンちゃんでも、不快な時、寂しい時などに一生懸命動いてずれることがあります。あまりにも体にピッタリのサイズだと、少しずれてしまって床に足や顔が投げ出されてしまうと、接地面が床ずれになってしまうことが・・・。(ワンちゃんの状態によっては、数時間~1日で床ずれになる可能性があります)ワンちゃんの体全体が余裕のある上体で収まり、少し動いても安心の「大きめ」を選んでいただくと良いです。
また、お留守番が長い場合は、特にはみ出ないように大き目をおすすめします。
●採寸について
ワンちゃんがよく寝ている格好で採寸してみてください。
もし、横向きで寝ることが多いワンちゃんは右の写真のように、耳先から足先までと、鼻先からシッポまでの長さを測ってください。この長さに余裕を最低限20cmほど見ていただくと良いと思います。(四方に、10cmずつの余裕)
ワンちゃんの体全体が余裕のある上体で収まり、少し動いても安心の「大きめ」を選んでください。
現在は、フセの形で寝ることができているワンちゃんも、いずれは横向きでないと眠ることができなくなることがあります。※フセは手足をしっかりと折り曲げないとできない姿勢なので、高齢のシニア犬には難しい態勢になってきます。そのため、横向きで寝ている状態で採寸、お買い求めいただくほうが良いと思います。
★シッポにも薄い皮やお肉があります。シッポを入れたサイズを考慮してください。
●徘徊しているワンちゃんには
また、徘徊している場合や、「いつも歩いていたい」と、歩こうとするワンちゃんが横になっていると、寝たままでも一生懸命動こうとして寝たまま回ってしまうことがあります。その際は、大きなサイズが必要です。(右の写真のようにくるくる回ることがあります)
自由にクルクル回れないと、ストレスがたまったり、吠えたり泣いたりすることがあるので、なるべく自由に回れるようにしてあげると良いと思います。現在、徘徊をしているワンちゃんのためにマットレスをご購入される場合は、大きめのものをお選びください。
●介護者のヒザを守る大きめサイズ
介護をする際にヒザをついて行なう作業が多くなります(おむつ交換、食事補助など)。そのため、ご家族が膝や腰を痛めてしまうことがあります。
大き目のサイズのマットの上で作業をすると、ご家族ご自身が楽です。毎日のことなので、ぜひサイズ選びの際のポイントにしてください。
サイズ選びに迷ったら・・・
お気軽にご相談ください。ワンちゃんの種類、体重、寝姿勢、病状など状況をお伺いし、適切なサイズをアドバイスさせていただきます。(安い商品ではありませんし、毎日使用するものです。ぜひお気軽にご連絡ください)
日中は訪問介護に行っているため、応答できない場合がございます。留守番電話にメッセージを入れていただければ、追ってこちらからご連絡させていただきます。
お問合せフォームから 電話 寺井宛 090-2404-4160(月~土 10:00-19:00)
サイズのご参考
7キロのミックス犬 Mサイズの場合
ダックスのミックスのため胴が長め。 1番小さいMサイズでは窮屈。鼻が出てしまいます。Mサイズは、チワワちゃんなどの超小型犬や小型犬向けです。
7キロのミックス犬 3Lサイズの場合
一番大きな 3Lサイズではとっても余裕があります。中型~ラブラドールなどの大型犬のワンちゃん向けです。
2. 低反発マットの上手な使い方
お使いいただく際に参考になる工夫をブログ記事にまとめていま す。これまでの介護の経験などから得た工夫です。ぜひご一読ください。
低反発マットレスのカバーはどんなものが良い?
★デリケートなシニアわんこの肌にやさしい布
シニアわんこの枕(低反発マットとの使い方)
★首とベッドの間にスペースができてしまうわ んこさんに
2代で愛用。ナナさん&きんぱちくん
★良いものなので長く愛用することができます
3. 低反発マットとブレスエアーの違い
よくあるお悩み。「低反発」と「ブレスエアー」。どっちがいいの?
ワンちゃん用のマットで、同じく床ずれ予防効果がある「ブレスエアー」。
低反発とどちらがが良いのか?という疑問ですが、正直、どちらもとても良いです!
それぞれに特徴がありますので、ワンちゃんに合ったものをお選びいただくと良いと思います。
ブレスエアーは軽く、丸洗いでき、当方で取り扱っているドッグケア防水マットレス(低反発マットレス)よりも安い価格が魅力です。通気性が良く、洗ってもすぐに乾きます。
しかし、よく動くワンちゃんや、寝たきりでもオーナーさんがいないと必死にもがいて動くワンちゃんだと、ブレスエアーだとずれてしまってワンちゃんがその上に乗っていなかった、もしくは頭をマットの下に入れてしまっていた、ということが起きます。
よく動くワンちゃんには軽すぎない低反発がおすすめです。また、介護をしていて気がついたのですが、円を描くようにいつも歩いていたいワンちゃんの場合、歩き疲れたころを見計らって、そーっと低反発マットに移動してワンちゃんを静かに寝かせてあげると、気持ちよさそうに眠ってくれることがあります。徘徊しているワンちゃんは、とにかくがんばって歩いている場合が多く、足腰に負担をかけていることが多いので、寝心地の良い低反発マットレスでしっかり休んでもらうことをおすすめします。
一方、超大型犬で暑がりなワンちゃん、鼻先が短く暑くて呼吸が荒くなりがちなワンちゃんはブレスエアーの通気性の良さと丸洗いできる点が大きなメリットに。暑がりなワンちゃんはよくヨダレも出ますので、いつも清潔にしておきたいですよね。また、軽いのでベッドを持ち運びをすることが多い場合も便利です。
※「ブレスエアー」も現在は色々な商品が出回っています。なるべく良いものを見極めて選ぶことをおすすめします。
ブレスエアーなら、シニア犬のこともよく分かっている、犬用車いすのわんうぉーくさんをおすすめしています。
わんうぉーく ブレスエアー商品情報へ
ただし、通気性が良い点は、床ずれ治療中のワンちゃんにはデメリットになる場合も。私が提唱している床ずれ治療は湿潤療法。床ずれの患部をしっかりと密閉して治します。しっかりと密閉できていないと意味がない治療です。なので、通気性が良いものよりも逆に程よく体に密着する低反発がおすすめです。
また胃腸の弱いワンちゃんの場合、冷えることで調子を崩してしまうことがあります。そのようなワンちゃんには通気性の良いブレスエアーではなく、低反発をおすすめします。
寝心地はどうなの?
ブレスエアーと低反発で大きく違う点は、寝心地です。ブレスエアーは高反発なので、ちょっと弾みがあるような寝心地。反対に低反発は体がふわ~っと包まれるような寝心地です。ほとんど歩けなくなって来たシニアワンコさんには、寝心地が気持ち良い低反発をおすすめします。以前、お客様の中にブレスエアーと低反発を両方お持ちの方がいらっしゃいました。使い始めた時は、ワンちゃんはまだ自分で少し歩いていました。そのため、お客様は昼間はブレスエアーでワンちゃんが起き上がりやすいように、熟睡してほしい夜は低反発にしていたそうです。ワンちゃん自身は、低反発を選びたがったそうです。寝心地が良い方が好きだったようです。ほとんど歩くことができなくなった時には、ずっと低反発をお使いくださっていました。大型犬のワンちゃんでしたが、床ずれができることもありませんでした。
ワンちゃんに合ったもの、そしてご家族の好みもあると思います。よく検討してお買い求めいただければ、と思います。お悩みになったらぜひお気軽にご相談ください。
ドッグケア防水マットレス(低反発マット)の特徴と 向いているワンちゃん
ブレスエアー(高反発)の特徴と
向いているワンちゃん
●包まれるような優しい寝心地。
しっとりとした感触。ワンちゃんが動いても音はほとんどしない。
→興奮しがちなワンちゃん、徘徊しているワンちゃんに○。落ち着いて眠れる傾向があり。
→体に沿うので床ずれ治療中(特に湿潤療法中)のワンちゃんに○。
●表面は防水カバー仕様
●お手入れはカバーを硬く絞ったタオルで拭いて陰干し。洗うことはできない。
●重量感があり、マット自体はずれにくい
●保温性がある
→寒がりなワンちゃんに○
→冷えると良くないワンちゃんに○
ヘルニア、関節炎、膀胱炎、冷えからくる胃腸虚弱など。
※お部屋にエアコンがあれば夏も問題なし。
●少し弾みがある張りのある寝心地。
化学繊維のパリパリした感触。ワンちゃんが動いた時に小さな音がする場合あり。
●カバーは各メーカーによって異なる
●カバー、中のブレスエアー本体は洗うことが可能(カバーはメーカーによって異なる場合があります)
→ハウスダストアレルギーなどのワンちゃんに○
●軽量
→持ち運びしやすいので、移動が多い場合は○
※動きが激しいワンちゃんはズレ防止の工夫を。
●通気性が良い
→暑がりなワンちゃんに○(超大型犬、鼻先の短い犬種など)
→冬は防寒対策をひと工夫すると○
4. ご使用上の注意 重要
寝ている時は体圧分散ができる低反発マットレスで
ほとんどの時間を寝て過ごすようになったワンちゃんの体は、とてもデリケートです。ほんの少しだから大丈夫かな?と体圧分散効果のないお布団、マットなどに寝かせていると、状況によっては数時間から半日ほどで床ずれになることがあります。
またお留守番をさせていて戻ってきたら、ずれていて床に寝ていた、足だけずれ落ちていた、そんな場合も床ずれになってしまう可能性があります。ワンちゃんがずれ落ちない工夫をしてください。 サークルを利用して落ちない工夫を
寝返り・体位変換
低反発マットレスに寝かせていても、できるだけ体位変換をすることをおすすめします。(最長で6~8時間は大丈夫ですが、様子を見て寝返りを打たせてあげてください。)床ずれを防止するだけではなく、気分転換にもなりますし、体のゆがみの予防につながります。
クッションなどをあごの下や背もたれにお使いになる場合は短時間にしてください。長時間使用されると、血行が滞り床ずれの可能性があります。
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